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このお話には、戦争や、亡くなった方のことが出てきます。 しんどくなったら、いつでも閉じて大丈夫。読むのをやめることも、あなたを守る力です。
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手法1PAGE 01 / 10
忘れられている存在に、光を
手法1
by Nari Rainbow DUO Work
このお話には、戦争と、亡くなった方のことが出てきます
しんどくなったら、いつでも閉じて、大丈夫
読むのをやめることも、あなたを守る力です
つらいときは、ひとりで抱えないでくださいね
よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)
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家族は、ひとつの体PAGE 02 / 10
家族には、
座(ざ)が
あるのね
生まれなかった子にも、
ちゃんと座がある
五人だと
思っていたのに
ほんとうは、
七人だった
この世に
いなくても、
そこに
いるのね
光の当たらないところPAGE 03 / 10
家族は、
ひとつの体なの
誰からも光を
当てられていない
ところがあると
そこに、
愛がないの
愛が、
歪んでしまう
その影響は、
次に生まれた子に
及ぶことがある
眠り続けた子PAGE 04 / 10
生まれてから
三年間、
ほとんど
眠り続けた子
息をしているか
見に来るほど
眠っていた
親のこころの奥に、
閉じられた蓋が
あったの
この子が眠ることで、
蓋が開かないように
していた
眠り続けざるを
得なかったのね
語れなかった島PAGE 05 / 10
父と母は、
済州島に
いたの
一九四八年、
四・三事件
八年のあいだに、
島の人の
八分の一が
いなくなった
家族のあいだでさえ、
話せなかった
泣くことも、
許されなかった
全部に蓋を
するしか
なかったのね
わたしが、伝えますPAGE 06 / 10
忘れられたまま、
ここに
いらっしゃった
わたしが、
あなた方のことを
伝えます
ご縁のある人に、
ちゃんと
伝えます
それを聞いて、
納得された
それから、
眠らなくて
よくなったの
たった一度で
おじいちゃんは、話さなかったPAGE 07 / 10
おじいちゃんは、
戦争のことを
何も話さなかった
話さないのでは
なくて、
話せないの
みんな死んだのに、
自分だけ
帰ってきた
それが、
罪悪感になる
話せば楽になるのに、
恐ろしくて
話せない
たまったものが、
罪悪感に
なっていく
生まれなかった子とPAGE 08 / 10
生まれなかった子と、
一体に
なっていることがある
朝起きると、
自分がだぶって
いる感じ
とても、
生きづらいのね
ごめんね
今まで気づかなくて
ごめんね
もう大丈夫よ
わたし、
ここにいるからね
本当だったら、
どうだったら
よかった
みんなと
いっしょに
遊びたかった
二十歳の息子PAGE 09 / 10
長く、
体の弱い子が
いたの
ずっと上の代に、
二十歳で
戦争に行った子が
お国のため、と
言われても
泣くことも
止められて、
こころが
もたなかった
罪悪感には、
かならず
許しを送るの
愛と、許しを
忘れませんPAGE 10 / 10
ご先祖さま、
本当に、
大変でしたね
忘れません
みんなにも
伝えますね
光を返します、
では
納得しないの
最後、お母さんに
お話ししたかった
それを、
わたしが
伝えますね
忘れられている存在に
光を当てると
それが、
愛に変わるのね
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読む速さ

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