このお話には、戦争や、亡くなった方のことが出てきます。
しんどくなったら、いつでも閉じて大丈夫。読むのをやめることも、あなたを守る力です。
これは治療ではありません。 つらいときは → よりそいホットライン 0120-279-338/いのちの電話 0570-783-556
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手法1PAGE 01 / 10
忘れられている存在に、光を
手法1
このお話には、戦争と、亡くなった方のことが出てきます
しんどくなったら、いつでも閉じて、大丈夫
読むのをやめることも、あなたを守る力です
しんどくなったら、いつでも閉じて、大丈夫
読むのをやめることも、あなたを守る力です
つらいときは、ひとりで抱えないでくださいね
よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)
いのちの電話 0570-783-556(10〜22時)
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家族は、ひとつの体PAGE 02 / 10
家族には、
座(ざ)が
あるのね
座(ざ)が
あるのね
生まれなかった子にも、
ちゃんと座がある
ちゃんと座がある
五人だと
思っていたのに
思っていたのに
ほんとうは、
七人だった
七人だった
この世に
いなくても、
そこに
いるのね
いなくても、
そこに
いるのね
光の当たらないところPAGE 03 / 10
家族は、
ひとつの体なの
ひとつの体なの
誰からも光を
当てられていない
ところがあると
当てられていない
ところがあると
そこに、
愛がないの
愛がないの
愛が、
歪んでしまう
歪んでしまう
その影響は、
次に生まれた子に
及ぶことがある
次に生まれた子に
及ぶことがある
眠り続けた子PAGE 04 / 10
生まれてから
三年間、
ほとんど
眠り続けた子
三年間、
ほとんど
眠り続けた子
息をしているか
見に来るほど
眠っていた
見に来るほど
眠っていた
親のこころの奥に、
閉じられた蓋が
あったの
閉じられた蓋が
あったの
この子が眠ることで、
蓋が開かないように
していた
蓋が開かないように
していた
眠り続けざるを
得なかったのね
得なかったのね
語れなかった島PAGE 05 / 10
父と母は、
済州島に
いたの
済州島に
いたの
一九四八年、
四・三事件
四・三事件
八年のあいだに、
島の人の
八分の一が
島の人の
八分の一が
いなくなった
家族のあいだでさえ、
話せなかった
話せなかった
泣くことも、
許されなかった
許されなかった
全部に蓋を
するしか
なかったのね
するしか
なかったのね
わたしが、伝えますPAGE 06 / 10
忘れられたまま、
ここに
いらっしゃった
ここに
いらっしゃった
わたしが、
あなた方のことを
伝えます
あなた方のことを
伝えます
ご縁のある人に、
ちゃんと
伝えます
ちゃんと
伝えます
それを聞いて、
納得された
納得された
それから、
眠らなくて
よくなったの
眠らなくて
よくなったの
たった一度で
おじいちゃんは、話さなかったPAGE 07 / 10
おじいちゃんは、
戦争のことを
何も話さなかった
戦争のことを
何も話さなかった
話さないのでは
なくて、
話せないの
なくて、
話せないの
みんな死んだのに、
自分だけ
帰ってきた
自分だけ
帰ってきた
それが、
罪悪感になる
罪悪感になる
話せば楽になるのに、
恐ろしくて
話せない
恐ろしくて
話せない
たまったものが、
罪悪感に
なっていく
罪悪感に
なっていく
生まれなかった子とPAGE 08 / 10
生まれなかった子と、
一体に
なっていることがある
一体に
なっていることがある
朝起きると、
自分がだぶって
いる感じ
自分がだぶって
いる感じ
とても、
生きづらいのね
生きづらいのね
ごめんね
今まで気づかなくて
ごめんね
今まで気づかなくて
ごめんね
もう大丈夫よ
わたし、
ここにいるからね
わたし、
ここにいるからね
本当だったら、
どうだったら
よかった
どうだったら
よかった
みんなと
いっしょに
遊びたかった
いっしょに
遊びたかった
二十歳の息子PAGE 09 / 10
長く、
体の弱い子が
いたの
体の弱い子が
いたの
ずっと上の代に、
二十歳で
戦争に行った子が
二十歳で
戦争に行った子が
お国のため、と
言われても
言われても
泣くことも
止められて、
こころが
もたなかった
止められて、
こころが
もたなかった
罪悪感には、
かならず
許しを送るの
かならず
許しを送るの
愛と、許しを
忘れませんPAGE 10 / 10
ご先祖さま、
本当に、
大変でしたね
本当に、
大変でしたね
忘れません
みんなにも
伝えますね
みんなにも
伝えますね
光を返します、
では
納得しないの
では
納得しないの
最後、お母さんに
お話ししたかった
お話ししたかった
それを、
わたしが
伝えますね
わたしが
伝えますね
忘れられている存在に
光を当てると
光を当てると
それが、
愛に変わるのね
愛に変わるのね
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読む速さ
ひらくと、絵とセリフがひとつずつ、ゆっくり現れます。
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